Aqours 6th LoveLive! KU-RU-KU-RU Rock'n' Roll TOUR Windy Stageを考える
皆さんこんにちは。
Aqoursの6thライブから2日間が経ち、ようやく皆さんも気持ちが落ち着いてきたのではないでしょうか。
そんな中、せっかくなので今回のライブは何を目的にしていたのか。何を伝えたかったのかを少し考えていきたいと思います。
個人的な考察になりますが、是非最後まで読んでいただければ嬉しいです。
それではいってみましよう!
Ⅰ. Aqoursと東京ドーム
まずはそもそもの前提から考えていきましょう。
なぜAqours、ひいてはラブライブシリーズにとってこの東京ドームは特別な場所として用いられているのか。
それは皆さんお察しの通り、「μ's」の存在です。
東京ドーム自体、国内でもトップクラスのアーティストやグループが立てる大きなステージです。
そこにアニメのグループとして初めて立ったのが「μ's」でした。
業界、μ's自身にとって始めての東京ドームで行われたファイナルライブ。それは当時のラブライブの社会的注目度の高さも相まって、伝説となるライブになり、多くのファンの心に深く刻み込まれました。
「μ'sが最後のライブを行った聖地」
こんな認識が無意識のうちに生まれることになります。
だからこそラブライブシリーズにとって東京ドームは印象的な場所であり、ファンにとってもラブライブという歴史と思い出がつまったとても大切な場所になったのです。
そこにAqoursが立つということは、ラブライブの1つの歴史を背負うことになるということです。
Aqoursキャストの言葉からも読み取れますが、やはりファンの心には東京ドーム=ファイナルライブの公式が存在していたと思います。その大きな前提公式を覆せるようなパフォーマンスを期待されていた。
東京ドームに立つということは、それほどまでに大きなプレッシャーを背負ってパフォーマンスするということなのだと自分は思います。
Ⅱ. 2度目の東京ドーム
そんな大きなプレッシャーの中、2018年11月17日。
Aqoursは遂に東京ドームという夢のステージでに立つことになりました。
細かいことは割愛しますが、今でも多くのファンの心に残っている程に、始めての東京ドーム公演は大成功しました。
「始めてAqoursを知った人に、何かのライブを最初に見せるとしたら4thライブ」
そう言わしめるほど、Aqoursを象徴する印象的なライブを作り上げたのです。
そして、今回2度目の東京ドーム公演。
公演発表時には
「あの感動を再び」
といった言葉と4thの映像と共に告知がなされました。
否応なしにファンの中には「4thライブ」が意識されたことでしょう。
彼女たちは、前回の自分たちを越えるライブを作らなければならない。そんな大きなプレッシャーを感じていたのだと思います。
それが東京ドームに再び立つということなのでしょう。
しかしこの発表の時点で今回のライブの伏線は既に張られていた。そのように感じます。
Ⅲ. Windy Stageの仕掛け
ではその伏線とは何か。そしてそれら伏線を回収した先に何を見せたかったのか。
まず、伏線には3つの要素があったと考えます。
Ⅲ-1.「ファンに4thを想起させる告知」
最初は、「ファンに4thを想起させる告知」です。
これまで数多のライブを行ってきたAqoursですが、過去のライブを引き合いに出しての告知など前代未聞です。(少なくとも私は記憶にありません)
我々は別にいくら東京ドームが特別な場所と言えど、今まで通り告知をしていても何ら問題なく発狂していたはずです。
それどころか今まで通りでも、ほとんどのオタクは4thライブを想起したはずです。
しかし、あのような告知を行ったことであの場にいたもの、告知映像を見た者は半ば強制的に4thライブを意識する結果となったのです。
そこまでしてあの時点で4thを意識させたかった。
その理由は何なのか。それが今回の伏線を張った目的となります。皆さんも考えながら、このブログを読んでみてください。
Ⅲ-2. 「浦の星交響楽団」
これが2つ目の要素です。
正直に言います。無くても文句は言われなかったはず。
そりゃ私だって、浦の星交響楽団の織り成す音楽が大好きですし、あった方が良いに決まっています。
ですが、無かったところで
「今回は4thじゃないし、いないのは寂しいけど仕方ないか」
これで気持ちを整理する人がほとんどなのではないでしょうか。
それをあえて「4thと同じ形」で取り入れてきた。
評判が良かったから等の理由の他に、何か理由がある。
セトリやライブのタイトルに意味を含ませるように、全ての演出には何かしら意味がある。それがラブライブだと思います。
ではその理由は何か。
それは前述した通り、4thライブを想起させるためでしょう。
この2つが揃えば告知と合わせて、4thライブを想起されることはほぼ100%成功できます。
わざわざ告知内で「浦の星交響楽団もいるよ~」と言っているのですから確信犯です。
いよいよ伏線がピンピンと張られてきました。
Ⅲ-3. Aqoursの現在の姿
これが3つ目の要素になります。
上記2点の結果、頭の中には「4th東京ドーム4th東京ドーム」となった方もいるのではないでしょうか。
つまり、4thの感動を期待させるような告知の仕方を行っていたと考えられます。
しかしこれによって薄まる要素があります。それは
「今のAqours」
過去を大きく想起させたことで、4thの割合が少なからずファンの頭の中で大きくなり、「今」の割合が薄まったのではないでしょうか。
しかも次のライブ発表の時にこれらのことをまとめて行ったことによって、次のライブについて考える0日目から4thを意識させられることになりました。
このことがピンピン張られた6thの伏線の効果をより大きくすることになります。
Ⅳ. Aqoursが見せたかった姿
さてここまで伏線がどうのこうの言って参りましたが、ようやくライブの目的についてのお話です。
先に結論から述べようと思います。
「今のAqoursが辿ってきた軌跡。そして、それを経て辿り着いた今のAqoursを見てほしい」
間違いなくこれが意識されたライブであったと感じます。
振り返ってみると、セトリの中にライブ定番曲やアニメ楽曲はほとんどありませんでした。
その代わり大多数を占めていたのは、2018年11月17日以降にリリースされた楽曲たちです。それは浦の星交響楽団も同様です。
4thで披露された曲を織り混ぜながら、大多数をこの3年7ヶ月の間に発表された曲で構成することにより、彼女たちの苦悩も含めた歩みを表現しているように思えます。
「なんどだって約束」
いつか必ずこの場所で会おう。そう約束した2018年11月18日。あれから幾度となく、その約束を果たせない場面にあってきました。しかしその度に、彼女たちは「約束」をしてくれた。
何があっても、何年かかってもあの場所に戻ってくる。
だから待っててほしいと。
そして帰ってきて大舞台に再び立っている「今」。
あえて過去を彷彿とさせることで、「今」というものから少し視線を逸らさせた告知。
そこから既にAqoursの「今」を見せるステージの準備は着々と進んでいました。
そう。Aqoursが見せたかった「今」をより強く感じてもらうために、過去を引き合いに出したのではないでしょうか。
過去のグレードアップを想像していた、もしくは「あの感動」を想像していた我々にとって、2度目の彼女たちのステージはもはや別物に見えたはずです。
それはこの3年7ヶ月もの間、Aqoursが足掻き続けてきた結果であり、ずっとずっと我々に伝えたかった大切なメッセージだったのではないでしょうか。
Aqoursからの音楽による贈り物。そんな気がします。
あのライブを見た者全てが、「今のAqours」を理解し、より好きになった。そう言いきることができるほどのライブでした。
Aqoursとは何か。
今これを説明するのに今回のWindy Stage以上にピッタリものはありません。
2018年11月までのAqoursを知りたい人は4th。
2018年11月以降のAqoursを知りたい人は6th Windy Stade。
こんな言い方ができると思います。つくづく東京ドームでのライブはAqoursを印象付ける、文字通り特別な場所なんだと実感させらました。
本当に大きくなって帰ってきたなAqours。
Ⅴ. 終わりに
なんだか分かりづらい文章を書き連ねて何が言いたいのか分からないと言う方もいると思います。
私が伝えたかったのは、
「Aqoursが何を伝えたくてステージに立っていたのか」
この一点です。
それに対する私なりの答えが
「今」を大切にしてほしい。「今」を見てほしい。色々なことがあったけど、今のAqoursは3年7ヶ月もの間にこんな軌跡を辿って今ここにいるよ。だから皆も、未来に何があるか分からないけど「今」を全力で歩もう!そしたらきっと素晴らしい未来が待ってるよ。
こんなメッセージを私は受け取りました。
いかにもAqoursらしいなと思いました。
人それぞれ今回のライブを経て受け取ったメッセージや感情は異なると思います。そのどれもが正解だと思います。その自分なりに受け取ったメッセージを大事にしていってくれることを願っています。
もし共感していただける方が嬉しいです。
長い文になりましたが、読んでくださりありがとうございました。
また皆さんと、Aqoursと会える日まで。
Aqours EXTRA LoveLive DREAMY CONCERT 2021感想
遂に待ちに待った2年半振りのAqours単独公演「Aqours EXTRA LoveLive! DREAMY CONCERT 2021」2日間が無事終了しました。この日を今か今かと待ち続けたファンの皆さん、関わってくれた全スタッフの皆さん。そして何よりAqoursの皆さん本当にお疲れ様でした。
今回私はDay2を配信で見た形ですが、その中で感じたこと、気付いたこと等をダラダラ書いていこうと思います。
1. Aqours EXTRA LoveLive! DREAMY CONCERT 2021とは
今回行われたライブは2021年8月23日の生放送で発表された、2021年のAqoursにとって最初で最後のライブでした。更に、Aqours9人としての有観客ライブは2019年6月に行われた5thライブ以来ということで実に2年半振りの公演でした。
コロナ期間中3つも大きなライブが中止せざるを得なくなり、虹ヶ咲やLiella!が有観客ライブを行っていたためファンも非常に大きな期待を寄せていました。
そして適応障害で活動休止していた高槻かなこさんがAqoursに戻ってきて最初のライブともなることから否が応でも期待は膨らみます。
このライブはラブライブファミリー、Aqours、ファンにとっても非常に大切で期待のされたライブだったのです。
2. 現地での反響
これらの期待は物販に如実に現れました。Day.1の物販ではTシャツはその日の正午には売り切れ、ポスターやミニフラッグなども次々と完売していきました。
更にDay.2ではDay1を遥かに上回るスピードでグッズが売り切れていきました。11時前にはブレードやポスター、ミニフラッグ、Tシャツやマフラータオルなどの商品が姿を消しました。私もDay.2の物販は現地にいたのですが、9時15分に並んでフラッグやポスターがギリギリ買えましたが、マフラータオルは窓口に着く前に売り切れるほどの盛況っぷりでした。
グッズだけでなく追加販売の座席も瞬殺で無くなったりと、これらのことからも分かる通り皆Aqoursを待っていたわけです。
3. セトリに関する軽い感想
セトリについてはあえて詳しくは載せませんが、まぁなんというかAqoursらしいというかいい意味でハチャメチャですね(笑)でもしっかりと構成された本当に最高のセトリだったと思います。
最初の5曲はオンラインライブでの披露や新曲などが盛り込まれており
「お前ら久しぶりのAqoursなんだろ?思い出させてやるよこれがAqoursだって」
と言わんばかりのパワー系セトリ。いや実際待ってた。
その後は既存曲で構成されますが個人的に「ハミングフレンド」と「Pops heartで踊るんだもん!」は驚きましたね。まさかここで聴けるとは。
そして自分が一番楽しみにしてた「心の羽よ君へ飛んでけ!」は今のAqoursだから歌える素晴らしい曲でした。はい。
とにかくどこを取っても今のAqoursにできる全ての要素を詰め込んだセトリになっていたと思います。
「今のAqoursはこんなになったぞーー!!!!」
と9人から言われたような感覚でしたね。
4. ライブを通して感じたこと(本題)
こっからがちなみに本題であって長くなる予定の項目ですね。Aqoursに対する感情、そして9人から何を感じたのか。その辺を綴っていきたいと思います。あくまで私情ですし、今回に関しては完全に私的なことですのでご了承下さい。
4-1. 私にとってのAqours
9人の公演としては2年半もの月日が流れて自分の回りを取り巻く環境は大きく変化しました。その中で自然と触れるコンテンツも変わってきて、やっぱり新しいものに対して熱が多く注がれることになりました。
もちろんその中でもAqoursやラブライブ!は追っていたし、CDも買って曲なども聴いていました。けどやっぱり自分の前に好きなグループが動いていないというのは寂しくて、好きなグループが無観客でやらざるを得ない姿を見て苦しくて。
正直に言って2019年に比べたら好きなのは変わり無いですが明らかにコンテンツに対する熱量は落ちていたし、曲を聴く機会も減っていました。ただそれでもAqoursが好きでラブライブが好きで、たまに聴く楽曲は静かな水面に滴る一滴の水滴のように心に響いていました。
ただそれでも心の中でAqoursの存在が遠のいていってるような感覚があったし、それを自覚するのも怖かった。好きなのに本当に自分はAqours好きなのか不安になる瞬間が時折ありました。
「本当に好きならそんなこと思わないだろ」
と言われたら返す言葉もありませんが、あれだけ自分の目の前で輝いて常に希望を与えてくれたグループが突然会えなくなり、活動頻度が少なくなったという現実を目の当たりにして混乱してしまいました。
私にとってのAqoursはそれこそ本当に太陽のような存在で、どんな時でも活力を与えてくれるグループでした。けど半強制的に活動が縮小され際の動揺は今でもよく覚えています。
この2年半の中でこのようにAqoursに対する感情にも様々な思いを巡らせながら過ごしてきました。私は私なりにAqoursというグループに対して向き合ってきた2年半だったと思っています。
彼女たちの何が好きで、彼女たちの何がそんなに自分を魅了するのか。自分のこれまで、そしてこれからの人生を照らし合わせて考えを巡らせていました。
そんな中で感じたのが
「夢」「憧れ」と「挫折」「苦難」という表裏一体の感情や経験を具現化したような存在だからついていきたくなる。
アニメではμ'sやスクールアイドルという憧れの道のりの中で、Aqoursとしてのスクールアイドル像に対する苦難や大敗、廃校などの挫折を味わいます。
現実でもラブライブ!というコンテンツに憧れた人たちが集まって活動していくわけですが、実際にはμ'sという偉大すぎる先駆者が故の重圧や批判、これからもっと大きな夢を叶えようという時期に被った新型コロナウイルス等の苦難を味わっています。
ラブライブ!サンシャイン!!、そしてAqoursは「負け」の物語です。それはアニメでも現実でも同じなように思えます。
そんな彼女たちだからこそ表現できる、伝えることができる歌があると思いますし、そんな中でも前を見て必死にもがき進む彼女たちが好きなんです。その中から生まれる一筋の光に私たちは共感し、共に感動することができるのだと思います。
私にとってのAqoursは夢や希望を与えてくれるだけじゃない。等身大の感情をありのまま包み隠さずぶつけてくれる、だから「ついていきたくなる」存在なんです。
「好き」から「心の住人」なんだと自覚できた今のAqoursへの想いを胸に、私は今回のライブの日を迎えました。
Aqoursが出てくるのを待つ時間はまるで初めてAqoursのライブを見に行った感覚でした。今までとは全く違う景色がそこにはありました。何て言えばいいのか。新しい感情の中で新しくも変わってないAqoursを待っている自分がいました。
この時の感情が2年半の間にできていた時折の感情に終止符を打たせた気がします。これだけAqoursを待ち望んで、これだけAqoursが出てくる瞬間に手汗を握り心拍数が上がる。あぁなんだ。当たり前だよな。
「俺はAqoursが大好きなんだ」
何も疑問に思うことはありませんでした。そこにAqoursがいる。そこにAqoursの曲がある。そこにAqoursの物語がある。それだけで私はAqoursが大好きなんだ。2年半かけて私は本当の意味でAqoursがもっともっと大好きになれました。
彼女たちがステージに登場した瞬間、本当にこれは現実なのかと1曲丸々受け入れるのに時間がかかり、ポカーンとしてしまいました。
自分の中で「夢」であり「希望」であり「挫折」であり「苦難」の象徴である存在が、2年半振りに目の前に姿を表した時に用いる日本語を私はまだ知りません。
こんな中でAqoursが自分に見せてくれたのは「今を楽しむ」全力のパフォーマンスをする姿でした。詰めに詰めたセトリ、わちゃわちゃしたMC、そして圧倒的キレたパフォーマンス。
上の項目でも書かせてもらいましたが、
「今のAqoursは2年半経ってこんなになったぞーー!!!!」
と言わんばかりでした。そこには私の大好きで、そしてこれからもっと好きになるであろうAqoursの姿がありました。
これからもっと多くのコンテンツに触れ、様々な環境の変化が起きたとしても私の心の中には常にAqoursがいる。たとえ何が起きても自分はこれまでもこれからもAqoursを愛し続けることできる。そんな確信を持てたライブとなりました。
4-2. Aqoursから感じたもの
Aqoursは「負け」の物語。
多くの苦難や挫折を経験しながら彼女たちはこれまで活動してきました。その中でも去年からの1年間は本当に悔しい年となったに違いありません。
PERFECT WORLDやシリーズ初となるドームツアーや野外ライブが中止に追い込まれました。そんな彼女たちはこのライブが開催されるまでオンラインでしか9人でのライブを行っておらず、無観客の中のパフォーマンスとなっていました。
そんな彼女たちが2年半振りに行った有観客ライブ。オンラインライブで披露された曲も披露されましたが、ものが違いました。
もちろんオンラインライブでのパフォーマンスをとても良かったです。しかし今回のライブでは正直言ってものが違いました。動きから溢れ出すパワー、輝く瞳。
「ファンの皆に今のAqoursを目一杯見てほしい」
そんな想いを本当に強く感じました。
私たちが2年半待ち続けたように、Aqoursも2年半この時を待っていました。そんな状況の中行われたこのライブを1秒も無駄にしてほしくない、無駄にしたくない。そんな想いが彼女たちの迫真のパフォーマンスに繋がったのではないでしょうか。
MCでも言っていましたよね。今までもこのような時間を大切にしていたけどどこかそれを当たり前だと思っていた、と。
このようなステージで皆と会えること、9人が集まってファンと一緒になってライブを作る喜び。それを今まで以上に噛み締めたAqoursは、誰がどう見ても強くなっていました。
観客がいないライブといるライブ、やっぱり彼女たちの躍動感は桁違いに上がっていました。それは配信でも感じました。もちろん彼女たち自身の歌やダンスのレベルが上がっていたことも大きな要因です。
ファンが言うのも烏滸がましいですが、それでもやっぱり観客を前にしたAqoursはイキイキしていたし、何より本当に楽しそうでした。そんな姿にファンとして涙を隠さずにはいられませんよ。
今回のライブでAqoursはまだまだ羽ばたける!と痛感しました。このライブは「EXTRA」ではなくある意味で「1st」、始まりのライブなんだと自然と感じました。こっから新しいAqours、変わらないAqoursが新しい物語を紡いでいくのをファンとして見守っていくと心に誓います。
長々と個人的感想を綴ってきましたが、要約すると
「最高のライブだった!Aqoursやっぱ好きだわぁ」
ということですね。
これからもたくさん羽ばたいていくであろうAqours、そしてラブライブ!シリーズの想いを継いで活動している虹ヶ咲、Liella!も応援していこうと思います。
読んでくれた方本当にありがとうございました。
虹ヶ咲 3rd LIVE 〜夢の始まり〜 Day1感想
こんばんは。お久しぶりです。さて今回はつい先程Day1公演が終了した、「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd LIVE! School Idol Festival 〜夢の始まり〜」の現地感想です。幸運にもDay1は現地で参戦することが出来ましたので、現地ならではの感想や今の想いをだらだらと述べさせていただきます。今回も例に漏れず文字ばかりになりますがご了承ください。
1 ライブ開催について
今回のライブは埼玉県メットライフドームにて行われ、埼玉県が発令しているまん延防止等重点措置に基づいた中で行われました。昨年行われたSaint Snowのライブのように顔認証による入場、規制退場などの多くの措置が施された中での開催でした。公演中ももちろんマスクの着用、声を出しての応援の禁止、着席しての観覧となりました。
Saint Snowの際にも述べましたが、私個人としては現地に参加出来るだけで喜ばしい事だったので、特にそれらの規制は気にすることなく公演楽しむことが出来ました。公演の合間にアルコール消毒をするなど、感染症対策にも気を使っていました。
2 虹ヶ咲について
私はコロナ禍で虹ヶ咲の皆さんがどんなパフォーマンスをしてくれるのかと大きな期待と少しばかりの不安を胸に抱えていました。それと言うのも虹ヶ咲の2ndライブにて各キャストのMCの際に「皆さんの前でライブがしたかった」と涙ながら言うコメントを私は強く覚えています。これは彼女たちの本心でこう思ってくれたのを嬉しく感じたのと同時に、これは悪い意味で言ってるのではないことを理解して欲しいのですが「弱さ」を感じたのです。
それはリアルな人間の姿であり、ファンに弱みを見せられるほど逆に言えば彼女たちは「強い」ということでもあります。ですがあまり比べるべきではないし、比べちゃいけないのは分かっているのですが、彼女たちの先輩であるAqoursの同時期のライブとのコメントを比較するとそこにはどうしても「弱さ」が見えてしまいました。
歌いながらダンスして、辛そうだったり不安そうに見えたら、 見ている人も楽しめない。絶対そういうところは見せないようにしないといけないし
これは桜内梨子が映画内で発したセリフです。あの時と状況やシチュエーションは全く違うし、これが全て当てはまるとは思いません。私自身も虹ヶ咲のそれを見て不安に思ったりはしませんでした。ですが、アイドルというのは上記のような事が基本的には仕事です。
弱みを見せることがダメだとは全く思いませんが、虹ヶ咲の皆さんからしたら2ndはかなり悔しいものであったと感じました。実際にMCではそのような旨を述べるキャストもいました。
私の中での虹ヶ咲のライブはそこで止まっていたので少しばかりの不安を感じていたんです。だからこその期待も大きかったんですけどね。
しかし公演が終わった今、心の底から虹ヶ咲は本当に頼もしい存在だなと言うことができます。すごく強かった。本当に強かったんです。腰を抜かすほどに。
先代のμ'sやAqoursがそうであったように、虹ヶ咲も確実に進化していました。正直私はそれを実感できただけで今回のライブに参加した価値はあったと思います。
その証拠に公演前の虹色Passions!と公演後の虹色Passions!とでは印象が全く違うんですから。
3 曲の感想
ここではセトリの詳細については述べませんが、何曲かピックアップしていこうかと思います。
まずは虹色Passions!。来るのは分かっていたし、準備もしていたけど涙が出ましたね。虹ヶ咲に会えたこと、そして何より彼女たちが以前よりもずっと大きくなってステージに立っていることに対しての感動の涙でした。なんて言うんでしょうね、本当にエモいんですよこの曲。こんな状況下だからこそ染みましたね。
次はDream with Youです。あぐぽんが強かった。それこそ本当に芯から強くなっていました。その姿を見て思わず泣きました。歩夢と共に成長してたんだなと強く感じました。これ以上に感想はありません。
そしてDIVE。2ndでは「皆さんの前で歌いたかった」と想いが溢れていたのを思い出して泣きました。そんな彼女が今こうして目の前に堂々とたって力強いパフォーマンスを見せてくれている。これ以上に嬉しいことはないです。泣かない理由が見つからないんです。
最後に「夢がここからはじまるよ」です。訳分からんくらい泣いた。実は私、このライブには虹ちゃんに会いに行く以外にもう1つある目的を持って来ていました。それは「自分の夢を追いかける覚悟があるか確かめるため」です。厨二病っぽいこと言うなって感じですが、本当にそうなんです。
自分は就職活動をしていまして、将来叶えたい夢があります。しかしそれを叶えるために受けていた企業の選考に落ちてしまい、その夢を時間をかけて追いかけるかどうか悩んでいました。「無理なんじゃないか」「向いてないのではないか」と色々葛藤していました。その答えの1つをここで見つけようと決めたのです。ここでしか分からないことがあるから。
そんな想いに夢ここはそっと背中を押してくれた気がしました。もうそう感じて更に泣きました。「まだやれる」「諦めないで」と虹ヶ咲の皆さんに言われた気がして。そんな想いも相まって泣いていたんですね。
自分の今後の決断については別にここで書く必要や需要はないので省略しますが、虹ちゃんは前を向く大きなキッカケを与えてくれました。感謝しかありません。
ここに書かなかった曲も最高に素晴らしくて、最高に虹ヶ咲で、最高にラブライブでした。泣いてはいましたがそれよりも笑っている時間がとても長かったのを覚えています。楽しそうで、力強くて、素晴らしいパフォーマンスを披露している虹ちゃんを見ていたら涙よりも笑顔が自然と溢れていました。
今は最高に晴れた気分です。名残惜しさや余韻はありますが、それ以上に明日からまた頑張ろうと思わせてくれるライブでした。本当素晴らしいライブでした。
4 総括
虹ヶ咲を甘く見ていたということなんでしょうね。彼女たちは期待以上のものを与えてくれました。こんな状況下でも負けずに活動し、こんな素晴らしいステージを見せてくれた虹ヶ咲、スタッフの皆さんに本当に感謝しています。
正直多くを語る必要がない、聴くより感じて欲しい。それが本心です。言葉にできない感情で満ち満ちています。
自分が知らなかっただけで虹ちゃんは大きく進化していたし、ドームに立つに相応しすぎるほど大きな存在となっていました。ラブライブシリーズのファンとしてこれ以上に嬉しいことはありません。
ラブライブが好きで良かった。
虹ヶ咲が好きで良かった。
見苦しく読みにくい文書を最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。また今回のライブの感想や他のブログ記事も載せる機会を作りたいと思います。
改めてこのような状況下でライブを開催まで導いてくださった運営やスタッフ、関係者の皆様。明るい話題が少ない中で光を見せ、夢を見せ、希望を見させてくれた虹ヶ咲の皆様。本当に本日はありがとうございました。Day2も問題なく無事に開催されることを願っております。
またいつか虹を咲かせに!
SaintSnow 1st GIGを終えて
皆さんお久しぶりです。およそ1年振りでしょうかねブログあげるのはw 今回またブログをあげようと思ったのはSaintSnowの1stライブを現地参加して想いが溢れているからです。この回では写真がほとんどなく文章のみになってしまい読みにくいかもしれませんが、ご了承ください。
1. コロナ禍でのライブ開催
まず今回のライブは特殊な形で行われました。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、公演中の座ってでの観覧、そしてコール等は禁止、マスクの常時着用などとなりました。また事前に当選者は顔写真を登録する必要があり、本人確認も入場前に行われました。私もDay2公演に参加しましたが、実際に検温と本人確認がありました。座席に関しても隣が1つ空いた状態で収容人数は半分となっていました。その他にもアルコール消毒の徹底などの対策が行われた中での開催となりました。
他のアーティストやAqoursの6thライブツアー等も中止、オンライン無観客ライブになるなどファンにとっては辛い時期が続いていました。その中で今回のSaintSnowの1stライブはラブライブのライブではコロナ拡大以降今年初となる有観客でのライブが行われたのです。SNS等の反応では嬉しさと共に不安の声があったことも事実です。このご時世ですからね。そんな中幕が開けた今回のSaintSnowのライブとなりました。
2. オンラインライブ
この期間様々なアーティストがライブを中止せざるを得なくなり、Aqoursや虹ヶ咲も例外ではもちろんありませんでした。AZALEAの単独ライブやPW。更にAqours初となる5大ドームツアーは中止に追い込まれ、虹ヶ咲の2ndライブもオンライン無観客ライブにせざるを得なくなりました。
最初の頃は楽しみにしていたライブが突然中止になり、私も含めファン全員がショックで中々現実を受け入れられなかったと思います。しかしそんな期間が過ぎていく中でオンライン無観客ライブという形のライブが行われるようになりました。これにより現地の空気は味わえないが、アーティストが歌って踊っている時間を共に共有する事が出来るようになりました。
そんな中で皆さんどうでしょう?最初は戸惑いや物足りなさが少なからずあったと思いますが、Aqoursや虹ヶ咲を見れない期間が長かったこともあり、とても楽しかったのではないでしょうか。私もオンラインライブに関しては非常に楽しめたし、久しぶりに見るAqoursや虹ヶ咲に感動を覚えました。
実際完成度は非常に高く、オンラインライブでしか出来ないこともやってとても楽しかったと思います。そんな形のライブが続く中で「慣れ」とまでは言いませんが、現地への欲が増す一方、こういう形もありなのかなと思った人もいたのではないでしょうか。
オンライン無観客ライブが日常になる中でどこか心の奥で若干の慣れがあった感は私も否めません。決して現地はいいや、という訳ではありません。もちろん現地で見たいですがオンラインが日常になるこの時期にそちらへの気持ちの揺れもあった人もいるはずです。そのような感情を抱き始めた中での今回の生ライブ。制約はあったものの、一体どうだったのか。前置きが長くなりましたが感想といきましょう。
3ー1. 会場入り
久しぶりの生ライブ。いつも以上にソワソワして一体何をすればいいのやら。とりあえず物販列受け取って着替えて、ブレードの電池交換。開演直前の準備に関してもブランクを感じましたねw
事前の色々な方のツイートで最高だったという感想は沢山見ていましたが、やはり自分の目で見ないことには分かりません。なんせコールなしのライブなんて初なんですから。ワクワクとドキドキ、そして少しばかりの不安を胸に会場入り。
ステージを見ただけで込み上げるものがありました。あ、ライブは公演前から興奮するものだった。思い出しました。ステージを見て、BGMに合わせてブレードを振る人、準備に勤しむ人、はたまたツイートをしている人。この光景。これがライブだったんだと思い出し、感無量でした。
宣伝PVの音楽に合わせてブレードを振る。既に楽しい。この一体感。欠けていて、少し忘れていた物が戻ってきた。そう思いましたね。
3ー2. 登場
登場のBGMが流れる中で刻一刻と登場の瞬間が近づいてくる。目の前に現れようとしている緊張感とワクワク感。たまらない。久しぶりに見たブレードによる光の海は初めて現地で見た光の海と同じような感覚もあり、それに懐かしさも加わって非常に美しかったです。
そして遂にSaintSnowの2人がステージに登場しました。その瞬間涙が止まりませんでした。やっと会えた。様々な感情が入り交じってもう登場の数秒でボロボロ泣きましたね。言葉で表すのが少し難しいですが、大袈裟ではなく心の中に失いかけていたピースがハマった瞬間だったと思います。
久々に見る生のライブ、そして初のSaintSnowによる単独ライブ。初の単独ライブなのに懐かしさがあり、SaintSnowの2人に温かく迎え入れられている感覚を覚えました。現地参戦した方なら何となく理解してもらえると思います。
3-3. 声出し禁止等に関して
肝心のコール無し等についてはどうだったのか。結論を言いますと個人的には全く問題ありませんでした。もちろん声出したいですよw ですが、クラップやお馴染みのブレードを振るリズム。今回はこれだけで十分すぎるほど楽しめました。曲に合わせて体を動かす、SaintSnowと一緒に最高の空間を作りたい。そして何よりSaintSnowの2人はもちろん、開催してくれたスタッフの方々への感謝の気持ち。そう考えたら他に何もいりません。今楽しめる最大限の楽しさを提供してくれた空間だった。私は自信を持ってそう言えます。
4. 総括
心のどこかでオンラインも悪くない。そう思っていました。ですが、やっぱり現地に勝てるものはありませんでした。生の歌声、生のダンス、生の光の海と空気感。これはもう味わう以外にありえません。決してオンラインライブが悪いとは思いません。むしろこの時期にコンテンツを提供してくれる大切なプラットフォームであり、新しい可能性でもあります。私もオンラインライブに関してはとても楽しい、そう思います。
ですが改めて現地に参戦して気づきました。ライブってこんなに楽しくて感動できるものなんだと。それを周りのファンと共に共有して楽しい空間を作り合う。こんなに素敵な場所だったんだ。現地参戦した方はそう思ったはずです。
また、オンラインで鑑賞していた方も現地への欲は絶対あると思います。オンラインでしか参戦出来ない方にも再び必ず現地参戦をしていただければと思います。そこには最高の空間が待ってますよ。
今回は現地参戦しての改めての想いを語らせていただきました。セトリ等に関しては触れていませんが、文句なしに最高でした。トークパートもSaintSnowの魅力が沢山詰まった時間でした。このライブを通じて私はよりSaintSnow、ラブライブシリーズへの愛が深まりました。一生ついて行きます。(財布の赤字も深まりました)
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
最後に1つ
この大変な時期の中ライブを開催してくださったスタッフの皆さん、そして様々な制約の中最高の時間を提供してくれたSaintSnowのお2人。その最高の空間をルールを守って共有してくださったライバーの皆さん。本当にありがとうございました。
またこのような日常が戻ってきますように。
〜始まれこの場所から〜
μ'sとAqoursの円陣から見るそれぞれの物語
こんにちは。さて今回は虹ヶ咲の3rdライブを経てブログ熱が再熱したので、今までずっと書きたいと思っていたμ'sとAqoursについての考察を投稿したいと思います。この考察は一個人の自己満足考察なので「そんな考えしてる奴もおるのね〜」程度に見て頂ければ幸いです。
特に今回は2つのグループの特徴を比べながら、ライブ前に必ず行う円陣についてお話を進めていきますので、どうぞお付き合い下さい。尚決してどちらのグループが良いという話ではないのでご注意ください。
1. μ's
1-1. ストーリー
国立音ノ木坂学院のスクールアイドル「μ's」。このμ'sのアニメはある1つのテーマに沿ったものと自分は考えています。
「9人9色」
ラブライブ!(以後→無印)では9人それぞれがやりたいことについてフォーカスしながら物語が展開していました。これが無印アニメの最も大きな特徴であり、サンシャインとの違いの1つとも言えます。
1期2期両方ともメンバーそれぞれに対するお話が多かったと思います。メンバーの過去、トラウマ、本当の思い。そしてそれを乗り越えた先に見える自分の本当にやりたいこと。基本的にはこの4部構成です。その中で仲間が背中を後押ししたりする描写が入る訳ですが、あくまで主人公は個人です。
海未と穂乃果に関してはメインタイトルとしてのお話はありませんでしたが、海未に関しては2期9話で自らの口からやりたい事を述べています。穂乃果はストーリー全体を見ていれば自然とわかると思います。
1-2. 挿入歌
このようにストーリー的に個人がフォーカスされる事が多いですが、それはストーリーだけでなくアニメ挿入歌にも大きく反映されています。例えば、「Wonder zone」や「Love wing bell」。極端なことを言えば、ソロ曲として捉えても問題ないと言えるかもしれません。
物語の中で中心となった人物を中心に楽曲も構成され、他のメンバーがそれを支えるというのは挿入歌にも反映されています。
1-3. μ'sは9人「で」μ's
しかし個人にフォーカスしたストーリーや挿入歌であっても、最終的にはμ'sというグループとして存在する事を自然に私たちは受け取り、更にμ's全体がまた1つ成長したという事に繋がるのも特徴の1つかもしれません。
個人がフォーカスされながらも、それは単にメンバー個人のみが成長したり頭ひとつ抜きん出る訳ではなく、それらを支えている他のμ'sメンバーも同時に何かを感じ取って成長している。9人が個人を支えながら互いに高めあっていくのがμ'sなのだと私は思っています。
2. Aqours
2-1. ストーリー
続いてはAqoursです。Aqoursはμ'sに比べるとグループとしてのテーマが非常に表現が難しいです。あえて先程のμ'sのテーマと対比させるのであれば
「9人1色」
これは決して各メンバーに個性が無いということではありません。各メンバーごとに特徴的な個性があり、実際アニメの中でも個人についての話が無いわけではありません。
しかしよく思い出してください。サンシャインでは個人についての話はあってもそれには必ず、何かしらのキーパーソン、いわゆるペアがいます。花丸にはルビィ、果南にはダイヤや鞠莉、曜には千歌など他にもありますが1人に対して必ず1人以上がついてきます。
無印でもいたじゃないこと言われれば確かにいます。しかしそれは個人をあくまで下(影)から支える存在。一方サンシャインでは共に悩み同じ土俵で葛藤する存在。μ'sとAqoursでは個人を支えるメンバーの位置づけが明らかに変わってきます。
サンシャインは9人が1つの円になるような形でストーリーが進んでいくのが特徴なのだと考えます。
1-2. 挿入歌
ここは非常に分かりやすいのではないでしょうか。サンシャインのどの挿入歌を取っても、無印のような「1+8」ではなく、「9」という形の挿入歌がとても多い(というか全部かな?)印象です。
例えば曜にフォーカスされた1期11話。無印の流れであれば曜+他のメンバーという形になってもおかしくありません。いわゆるLove wing bellのような形ですね。
しかしこの話の挿入歌はAqours9人としての曲
でした。
想いよひとつになれを紐解く~今振り返るラブライブサンシャインの楽曲~ - lovelive_GTのブログ
ストーリー的には曜を中心に展開しつつも、挿入歌では9人が溶け合って曲を歌う。
そんな感じの挿入歌がサンシャインでは多く出てきます。この挿入歌に関してが最も分かりやすく、最もμ'sとの違いが出てる所なのではないでしょうか。
上記にした通り、Aqoursは9人がAqoursなんです。ここは表現が難しいのですが、個人の集合体としてのグループであったμ'sに対して、Aqoursは集合体としての個人なのです。
より噛み砕くとμ'sは個人があって集合体が生まれます。一方Aqoursは集合体の中に個人があります。μ'sは個人が、Aqoursは集合体が前提としてあるため2つのグループはそもそも前提が真逆なんです。
これを踏まえて考えてみると、サンシャインのストーリーや挿入歌はグループとしてのまとまりを感じられるものになるのではないでしょうか。
3. 円陣
ここで今回の本題の円陣についてです。μ'sとAqours共に、ライブ前には必ず行うこの円陣。皆さんもよく覚えていることと思います。そんな円陣ですが、2つのグループでは円陣の作り方が少し違います。
これにはちゃんとした意味があります。そのために最初にμ'sとAqoursの特徴を比較しながら記事を進めていったのです。それではそれぞれの円陣を見ていきましょう。
3-1. μ'sの円陣
まずはμ'sの円陣。
よく覚えておいてください。μ'sはVサインをくっつけ合って円陣を作っています。
3-2. Aqoursの円陣
続いてAqoursの円陣。
μ'sと比べると違いますよね。Aqoursの場合ここから1を作って「0から1」というのを表現します。この0の段階の際、人によってはそんなに変わらんって人もいるかもしれません。実際、指の開き方の角度が違うだけです。
しかしここにはやはり意味があるのだと考えてしまうのです。
3-3. 円陣の違い
μ'sのVサインの円陣。Vサインには友情という意味があるのでその意味もあると思います。
しかしここまでの考察を踏まえた上で考えると、
「個性が集まって出来たグループ」
これを表現してるように見えます。Vサインをメンバー個人に見立てて、それが9人集まることで1つのグループが完成する。Vサインの意味を含めると、9人の個性が集まり友情よって上手く調和する事によってできるグループ。それがμ's。点の集合体なんです。
お互いが自分の思い、信念、個性を主張しながらもそれはお互いを殺し合うものではなく、むしろグループとしての魅力を高める大事な要素になっているのだと思います。
「0から1」
というのがあります。この0。完全に点が溶け合って輪っかが出来ますよね。つまりAqoursもそういう事なんです。
9人が溶け合って点が線になることで、1つのグループとして完成する。円陣を見てもらえばわかる通り、Aqoursはお互いが繋がることでAqoursを構成しているのです。
μ's→集合
Aqours→接続(溶け合う)
こんなイメージを持っていただければいいと思います。ちょっと難しいかもしれませんが、この2つのグループは円陣を見ただけで分かる特徴があり、それはアニメや曲の特徴とも直接的に影響してる要素なんです。
4. 最後に
ここまでμ'sとAqoursを比較しながらそれぞれの円陣から各グループを考察していきましたが、もう一度言いますがこれは決してどちらが良いという話ではありません。それぞれにそれぞれの良さがあり、18人の良さがあります。μ'sは繋がっていないのか、とかAqoursは個性がないのかとかそういう事ではありません。あくまでそれを主体としたグループであるということをご理解ください。
もちろんμ'sにも9人の繋がりがあります。Aqoursにも9人9色の個性が存在します。
それぞれの良さを見つけて、それぞれの18人が頑張っているラブライブという作品をこれからも暖かい目で見守っていきたい。そう思った次第です。
ここまで読んでくれた方には心より感謝申し上げます。また投稿する機会がありましたらよろしくお願いします。
ラブライブ!シリーズ 特別同時上映会を見て
こんばんは。今このブログは新宿ピカデリーで行われた「ラブライブ!シリーズ 特別同時上映会」を見た直後に書いております。
今回はほぼ文字だけになり、ダラダラ書いておりますがご了承ください。
まずμ'sから。この「ラブライブ! The School idol Movie」はあまりにも美しすぎる。
μ'sの終わりを告げる「僕たちはひとつの光」までの流れが綺麗すぎるのです。説明しろと言われても、観た人にはわかると思いますが言葉にできないです。ただ、彼女たちがμ'sとは何か?なんでスクールアイドルをやっているのか?その答えを見つけるまでの過程が、繊細に描かれています。
泥臭さを感じない、μ'sをμ'sたらしめる強い信念のもとにあの作品は構成されている気がしました。
時間を追うごとに、μ'sの最後の時間に近づいているあの感覚。本当に忘れられません。
階段を上るような構成で、少しずつ私たちにμ'sの終わりを突きつける展開。
まるで私たちもμ'sがスクールアイドル達に活動終了を告げたあの場に本当にいたかのような錯覚に陥ってしまいます。
正直もうほぼ全部泣いていました。でもやっぱり、「SUNNY DAY SONG」と「僕たちはひとつの光」は干からびるほど泣きました。
もう私たちはAqoursの存在を知っています。μ'sの後の世界のことを知っています。そして現実世界のμ'sが再び私たちの前に戻ってきたこと。Aqoursが、μ'sがまいた種を大きくさせて輝いていること。全てを私たちは知っています。
だからこそ、このSUNNY DAY SONGはとても今の私に響きました。なぜならこれはスクールアイドルみんなの歌だから。
僕たちはひとつの光については語ることは無いです。
「今が最高!」
続いてAqours。μ'sとは全く異なる構成になっています。最初はAqoursらしく明るく物語が展開していきますが、後半にいきなり涙腺崩壊シーンをどんどん突っ込んでいます。
これを観ると本当によく感じるのですが、μ'sとは対比して、とても「泥臭い」のです。
もうμ'sは本当に9人の女神としての映画でした。でもAqoursは女子高生の映画でした。それこそ本当に普通の女の子の物語でした。
だからこそ私たちはAqoursにとても感情移入が出来るのでしょう。等身大の高校生が泥臭く、もがいて足掻いて、自分たちの輝きをみつけようとしている。その過程を知っている人、そして理解している人のみがあの物語に涙するのでしょう。
そして足掻いて見つけた答え。「Next SPARKLING!!」これからの始まりを歌った曲。μ'sから引き継がれたスクールアイドルの魂が、違う形になって輝こうとしている。新たなAqours。それにふさわしい曲でした。
もう円陣を組んでいるシーンで大泣きしてしまいました。Aqoursの苦しみ、努力を知っているから尚更です。それがこんなに「泥臭い輝き」でも「美しい輝き」になった。でもそれはまだ始まったばかり。それだけで泣く理由には十分過ぎます。
彼女達の決意、輝きを私はこれからもずっと応援していきます。
μ's、Aqours。本当にありがとう。
まとまっておらず見苦しくてすみません。これからもμ's、Aqours、、スクールアイドル、ラブライブを応援していきましょう。