MIRAI TICKETを紐解く~今振り返るラブライブサンシャインの楽曲~
皆さん、おはヨーソロー∠( ̄^ ̄)皆さん最近いかがお過ごしですか?今回はMIRAI TICKETを考察していきます。
更新が遅れて申し訳ありません。大学や部活の関係で時間が取れずにいたので更新が遅れてしまいました。それでもいつも読んでくださる方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてここでちょっと余談を挟ませてください🙏先月行われましたAqoursのアジアツアー東京(千葉)公演1日目に現地参戦したのですが、なんと席がアリーナの前から3列目!もう手を伸ばせば届きそうな距離でした!人生初アリーナだったので本当に泣いてしまいました。Aqoursの9人をおよそ10mで見れて本当に言葉に出来ないほど幸せなひと時でした。
はい、そんな個人的な感想でした。
ではそろそろ本題に移りましょう。今回の主役はこちら
遂に1期最後の曲となりました、
です。こちらはAqoursが東海地区のラブライブ予選に出場した際に披露した曲です。曲の前に劇があったり、4thライブでは巨大な船に乗って披露されたためインパクトが強い方も多いのではないでしょうか?
1期最後に登場する曲なのでこれまでAqoursが歩んできた道のりが語られているのはもちろんですが、これからのAqoursの未来も語っています。
では早速歌詞を見ていきましょう。
「ヒカリになろう ミライを照らしたい
輝きは心からあふれ出すよ」
1-1. µ’sとAqours
皆さん思い出してみてください。なぜ、千歌はスクールアイドルを始めたのか。もちろん輝きを見つけるためですが、もう1つ大きな理由なありました。それは
「µ’s」
これは千歌だけでなくAqoursの土台となっていると言えます。Aqoursは常にµ’sを追いかけて走ってきていました。
µ’sを見てスクールアイドルを始め、µ’sを見て練習をして、µ’sを見てAqoursは進む方向を決めていました。しかしここで気づく人もいると思いますが、これはあくまでµ’sが築いたレールを辿っているだけです。
もちろんAqoursなりの道を選択してはいますが、そこには必ず「µ’s」という存在がいました。そう、Aqoursはµ’sのようになるためにここまで活動してきたのです。
決してこれは悪いことではありません。憧れを抱きそのようになりたいと思うのは当然のことです。しかしそれは憧れの的である「µ’s」が望んだことなのでしょうか。
突然ですが、皆さん覚えていますか?µ’sのメッセージを。スクールアイドルを象徴し、未来のスクールアイドルに送られた曲
「SUNNY DAY LIFE
SUNNY DAY LIFE 輝きになろう
なんて言える今の気分を分け合えば
SUNNY DAY LIFE
SUNNY DAY LIFE 君も踊り出す
幸せの予感に包まれ なんでもできそうさ」
これは「SUNNY DAY SONG」の2番のサビです。
「輝きになろう。そんな今の気持ちをスクールアイドルの皆に共有できれば、君も自分の足で踊り、自分の道を歩んでいける」
そんなメッセージをこの部分から受け取ることができます。
そう、µ’sが伝えたかったことは、µ’sを追いかけることじゃない。自分たちの足で自分たちだけの道を歩んでほしい、輝いてほしい。そういうことなのではないでしょうか。
これこそがµ’s、ひいてはあの時代の全てのスクールアイドルからのメッセージなのです。なぜならSUNNY DAY SONGは「スクールアイドル全員の歌」なのですから。
1-2. 自分たちだけの輝き
そんなµ’sのメッセージをAqoursは、µ’sの母校である音ノ木坂学院を訪れることで自然と受け取ります。
そして、1期7話でAqoursの6人は東京に向かう電車の途中、私たちには分かるµ’sの聖地がありました。それはこの上の画像の海岸です。
この海岸(の駅)は1度Aqoursも通っていますが、彼女たちは何も気づかず通り過ぎます。しかしここは、µ’sが終わりを決めた場所、µ’sはµ’sしかいないと告げた場所です。
このµ’sしかいなかった場所、1期の段階ではµ’sを追うだけで辿り着けなかった場所にAqoursは自らの足で辿り着きました。それは、AqoursはAqoursしかいない、AqoursはAqoursなんだと彼女たちが気づいたということです。
この新しく生まれ変わった彼女たちの姿が、最初に示した歌詞に表れています。
自分たちの放つ「ヒカリ」で、この先の自分たちだけの「ミライ」を照らしたい。µ’s、ひいてはスクールアイドルからのメッセージを受け取り、成長した彼女たちだからこそ表現できるAqoursの道標なのです。
そして自分たちの放つ「ヒカリ」は、自分自身がスクールアイドルを愛し、スクールアイドル活動を楽しむことで生まれる。そんな思いが輝きを生むという意味を込めて、
「輝きは心からあふれ出すよ」
と表現しているのではないでしょうか。
「夢が生まれ 夢のために泣いたときでも
あきらめないことで繋がった
みんなみんな 悩みながらここへ辿り着いたね
これからだよ 今は もう迷わない」
2. これまでのAqours
上記の歌詞は、読めば分かる通り今までのAqoursの辿ってきた道のりを振り返っている歌詞です。
夢が生まれ
夢のために泣いたときでも
あきらめないことで
繋がった
みんなみんな悩みながら
ここへ辿り着いたね
これからだよ今は
もう迷わない
ここはあえて言葉ではなく今までのAqoursのシーンの画像のみで振り返ってみました。このような形式にしたのは、この歌詞には言葉はいらないと思ったからです。これまでのAqoursを振り返るには、これまでのAqoursを見るのが1番だからです。
「あこがれ抱きしめて 次へ進むんだ
僕たちだけの新世界が(きっとある)
We say "ヨーソロー!!"」
3-1. Aqoursとµ’s
1の項で、µ’sとAqoursについて少し話をしましたが、今回は「Aqoursとµ’s」です。
AqoursはAqoursだけの道を歩んでいくと決めた彼女たちですが、決してµ’sの存在が彼女たちの中から消えた訳ではありません。
µ’sを、Aqoursが前へ進むための糧とするために、Aqoursはµ’sという憧れを胸の内に秘めたのです。
これまでの彼女たちはµ’sを「目標」として捉えてきました。しかしそれはAqoursらしさを欠いてしまう、本当の自分たちの輝きでは無いと気付いたために、彼女たちはµ’sを自分たちが次のステップに進むための糧にしたのです。
3-2. 自分たちだけの輝きの先には…
µ’sを目指すことをやめた彼女たちは、今度は新たなものを目指します。それは
「僕たちだけの新世界」
自分たちで歩んでいく道の先には、自分たちの輝きがきっとある、自分たちだけにしか辿り着けない世界、景色があるはず。だから彼女たちは諦めずに、前を向いて、一歩一歩進んでいく。今のAqoursを突き動かしているのは、まさにこれなんだと思います。
3-2. ヨーソロー
「ヨーソロー」
曜の口癖であり、私もよく乱用する言葉です。しかしながら、この「ヨーソロー」の意味知っていますか?恐らく知っている人が多いと思いますが、ここで改めて確認したいと思います。
航海用語で船を直進させることを意味する操舵号令である。転舵(または転舵命令)のあと、今向いている方向でよしというときに発することが多い。幕府海軍からの名残であり、日本海軍および海上自衛隊では、転じて「了解」「問題なし」の意味で復唱される。
(Wikipediaより引用)
改めて見てみると、曜が「ヨーソロー」をよく言う意味がよく分かりますね。
このMIRAI TICKETの「ヨーソロー」は、Aqoursの選んだ道は間違ってない、このまま真っ直ぐ「僕たちだけの新世界」に向かって進んでいこうというメッセージが込められています。
これを9人で歌うことにより、Aqoursの想いはひとつであり、9人が同じ方向を向いて進んでいるということを表現しているのではないでしょうか。
「船が往くよ ミライへ旅立とう
青い空笑ってる(何がしたい?)
ヒカリになろう ミライを照らしたい
輝きは心から溢れ出して
もっと先の景色 望むんだ」
4-1. 船
船とは4thライブを見た人は分かると思いますが、まさにあのような船だと思います。あの演出がこの1行目の歌詞を表現していました。
Aqoursという船に乗って、迷わず真っ直ぐに未来に向かって突き進むということです。
4-2. 青空
この「青い空」は他の曲にも出てきますが、このMIRAI TICKETと繋げるなら、「青空Jumping Heart」しかないでしょう。
はじめたい!My story(さぁいまだ)
青い空が待ってる
これは青空Jumping Heart(以後青ジャン)のサビの冒頭です。この「青空」 最初の青ジャンの段階では、神様のようにAqoursを見守っているだけの存在でした。
しかし今は違います。動き出したAqoursに大きな青空が、Aqoursが見つけた答えを聞くように「何がしたい?」と問いかけます。
決めたよHand in Handの考察でも述べましたが、最初のAqoursは漠然とした輝きを求めて活動していました。それは自分自身の甘さや途中の苦難にも繋がっていました。しかしそれを乗り越えた彼女達だからこそ、今の答えに辿り着けたのです。
この青空が見えた時、Aqoursは1歩ずつ成長しているのです。それはアニメの演出を観ると分かると思います。
この「青空」というフレーズは、作中でも青の光の海が描写されるほど大切なものです。この言葉一つを通じて、Aqoursの成長を読み解くことが出来るのです。
そしてAqoursが見つけた答え。それは「ヒカリ」になること。自分たちのヒカリで、自分たちの未来を照らしたい。
そしてスクールアイドルを愛し、楽しむことで心から溢れる輝きより、自分たちの道が見え、Aqoursはより先の目標をこの瞬間に見出したのではないでしょか。学校を救うこと、そして
「ラブライブで優勝すること」
この後の歌詞はほとんど一緒なのですが、2つだけ新しいワードが入っているので、少し紹介しましょう。
今はもう迷わない!
これはほんとにいいフレーズですね。今までの様々な苦難を乗りこえたAqoursが、1つになり、固い決意をAqoursらしい言葉で表現しています。
そして最後は
Ah! やっと手にしたミライチケットかざして…!
ここまで本当にAqoursが努力し、汗と涙を流して辿り着いたのだと改めて思わされます。ここからがAqoursの本番だと期待させるような歌の終わり方は、当時アニメ2期への期待感をとてつもなく高いものにしてくれました。
そしてここでこのブログを最後まで読んでくれた方に是非聴いてほしい曲があります。それは、
「届かない星だとしても」
です。アニメを見た後やこのブログを読んだ後にこの曲を聴いてみてください。かなりグッと来ると思いますよ。
いかがでしたか?今回は少しあっさりしてたかも知れません。この歌はこれまでのAqoursの振り返りみたいなこともあり、歌詞を見て歌を聞けば何が言いたいのかある程度分かるので、今回は薄味の考察にしました。未来と過去のちょうどいいバランスを取った歌で、最近めちゃくちゃハマっている歌です(笑)
では次は…
未来の僕らは知ってるよor青空Jumping Heartで迷ってます。2期を先に終わらして最後にまとめてOPとEDをやるかどうかで迷っているので、どっちが来るかお楽しみにしていてください。
また来週には自分の大きな大会があったり、5thライブがあったりするので更新が遅くなると思います。本当にいつも申し訳ございません。もしかしたら次は5thライブの現地リポートになるかもしれませんね。ではまた次の機会でお会いしましょう!