決めたよHand in Hand の役割 ~今振り返るラブライブ!サンシャイン!!の楽曲~
皆さん初めまして。この度ブログを開設させて頂きました。なんでかって?興味本意ですね。
早速ですが、自分はアニメとモータースポーツをこよなく愛しております。アニメは特にラブライブ!、ラブライブ!サンシャイン!!やSAOですね。ちなみにμ’sでは凛推し、Aqoursでは曜推しです。
モータースポーツはスーパーGTというカテゴリーをまだ2歳だった時からずっと見ております。その時から日産を応援しています
このブログではラブライブ系列とスーパーGT(スーパーGTについては頻度低いかも)についてまったり語ろうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします!
ちなみこれはあくまで個人の意見なのであたたかく読んでいただけると幸いです。
今回からはAqoursの楽曲をアニメに登場した順で紐解いていこうと思います。
記念すべき第1弾は… じゃん!
決めたよHand in Hand です。
青ジャンと迷ったのですが、OPとEDは最後に取っておこうと思いまして。
では早速 決めたよHand in Hand の紹介から。
ラブライブ!サンシャイン!!の記念すべき第1話で挿入歌として流れた曲。千歌、曜、梨子の3人でパフォーマンスされました。1話の最後で千歌が、偶然同じ学校に転校してきた梨子に手を伸ばしてから
「それが、全ての始まりだった!」
のセリフの後に唐突に流れます。
筆者にとってこの曲は初めて見た時にメンバーの可愛さと頭に焼き付くダンスで、とても印象深い曲です。
この曲の立ち位置としてはμ’sのススメ→トゥモロとなるのだが、それと比べるとこちらの曲の方が前向きだと筆者は捉えています。(←まぁこれに関しては個人の感じ方だから気にしないで笑)
1話で登場した曲とあって読者の皆さんもかなり印象が強いのではないでしょうか?この曲、皆さんもお分かりの通りラブライブ!サンシャイン!!のアニメ全体から見ても非常に重要な意味を持っています。なぜなら、これからのAqoursの未来を歌っている曲だからなのです!
ここから歌詞を含めて見ていきましょう
「Hand in Hand,wow wo! Hand in Hand,wow wo!
なにを探してる?
まだ分からないけど入口はここかも(Hand in Hand)
それは君の中に眠ってる情熱
もうすぐ目覚めそう...気づいて!(Hand in Hand)」
この部分。モロに
ここな!(笑) 正直この曲は解説もクソもないほどストレートな曲です。上記の歌詞は恐らくアキバUTXでμ’sの映像と出会った時の事を表現しているのではと思います。普通を卒業したかった千歌。色んなことに挑戦したが長続きしなかった千歌が、奇跡、運命と感じたμ’sひいてはスクールアイドルとの出会い。何を目指しているのかは現時点では定かではありません。直感的にこれだと感じたのでしょう。それは歌詞の
「なにを探してる?
まだ分からないけど入口はここかも」
に表れています。しかし上記で示した、何を目指してるか現時点では定かではないという点が、Saint Snowに出会った際に名言
「ラブライブは遊びじゃない!」
と言われる起因のようにも感じます。しかし東條希が言っていた
「やってみればええやん。特に理由なんて必要ない。やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんな感じに始まるんやない?」
これも事実。むしろ千歌たちAqoursは、やりたい!、という純粋に好きな事をやることで、他のグループには無いAqoursらしい一面が出来上がったり、メキメキと実力をつけたのだと思います。
続いての
「それは君の中に眠ってる情熱
もうすぐ目覚めそう...気づいて!」
この部分。かなり話は飛びますが、2期6話で千歌が砂浜で新フォーメーションの練習をして、それを梨子、曜、果南が見守っているシーン。
ここで梨子が
「普通怪獣ちかちー
なんでも普通で、いつもキラキラ輝いてる光を
遠くから眺めていて。ほんとは凄い力があるのに」
この台詞でほとんどの解説は済んでしまいそうです(汗)
自分は普通で何もなくて、でも何かしたくて。そんな千歌の中に眠っている、世界を照らすような輝きが生まれる瞬間。つまりAqoursの誕生を暗示しているのです。これは千歌に限ったことではありません。千歌と一緒に何かしたくて、ずっと心にモヤがかかっていた曜。ピアノのトラウマがありながらも、ピアノへの情熱を捨てきれない梨子。千歌に出会ったメンバーがそれぞれの心の中に秘めていた想い、情熱に気づいた。そんなAqoursとの出会いをも歌詞に詰まっています。
Bメロ
「夢が生まれる予感は
ただの錯覚じゃないはずさ(wow wo!)
動き出さなきゃ始まらないよ
その手をつかまえたい」
この部分はこれからのAqoursへの希望を非常に前向きに表現しています。ここはAメロ以上に解説不要です。Aメロの
「なにを探してる?
まだ分からないけど入口はここかも。」
を信じたい気持ち、信じてる気持ちが強く現れています。
「動き出さなきゃ始まらないよ」
サンシャイン1期4話にて花丸を勧誘する際、千歌の
「一番大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ 」
できるかどうかを考えるのではなく、まずやりたいと思ったことに挑戦する事が大切なんだというメッセージが込められた、ほんとに筆者も心に染みた台詞です。これはAqoursの活動の土台にもあるものだと感じています。上記の歌詞はこの事を端的にかつ分かりやすく表現しています。もう畑亜貴さんには脱帽です...
では
「その手をつかまえたい」
これは何の手のことなのでしょうか?そのという言葉は基本的に直前の文や言葉を指します。それを踏まえると、直前には
「動き出さなきゃ始まらないよ」
1話冒頭で千歌はアキバでμ’sに出会います。これが千歌、ひいてはAqoursにとっての動き出すキッカケになった大きな出来事です。その際、千歌はμ’sに手を差し伸べられた形でスクールアイドルの道へと動き始めました。つまりこの「手」というのは、何かのキッカケ、または物事のチャンスを暗示しているのです。
サビ前だけでこんなに深く語れるとは思いませんでした(笑)
いよいよサビです。
「かわれかわれって今日から新しい世界へと
かわれかわれって元気に背中押してみよう
一緒になったら飛べるかな
じゃあためらわないで もう諦めたくない
決めたよ! これからさぁどこ行こう?
手に手を取っていこう!」
新しい世界=スクールアイドルの世界に飛び込んだ千歌たち2年生。スクールアイドルへの期待を前面に押し出した歌詞となっています。また、それまでそれぞれが個人の中に秘めていた理想像、または願いに1歩でも近づくために、自分を変えたいという想いも感じられます。その反面、若干強引さも感じるような歌詞となっています。この強引さが活動の途中からAqoursを襲う、プレッシャーなどに繋がるのではないかと思います。スクールアイドルの伝説となったμ’sを目指し、勢いのままに突き進む千歌とAqoursですが、1期7~8話で強引にでも前を向こう、前の自分たちから変わろうという姿勢が彼女たちを苦しめることになります。
自分が変わるためには1人では変われない。それは千歌が1番分かっていたはずです。そこに曜や梨子、その他のAqoursメンバーが加わることによって、手を取り合ってなんでも出来るという前向きで素晴らしい歌詞です。
この手を取り合ったメンバーなら後ろを見ずに前を向いて輝ける。また、各メンバーが叶えられていない自分たちの願いも、皆が一緒なら叶えられる、諦めずに一歩一歩進んでいける。
「一緒なら飛べるかな
じゃあためらわないで もう諦めたくない」
に込められている千歌たちの想いなのです。
自分はこの次の
「決めたよ! これからさぁどこ行こう?
手に手を取っていこう!」
が大好きです。
これまでの歌詞に込められた想いをAqoursらしく全力で肯定しており、前を向こうという姿勢が全力で感じられるとてつもなく感動するフレーズだと筆者は感じています。そして今後Aqoursが向かう先はまだ未定だけど、仲間と手を取り合ってとにかく1歩ずつ進んでいくしかないという、意思が込められた歌詞になっています。
曲全体を通して今後のAqoursの未来を暗示していたり、今の自分たちを鼓舞するような前向きかつ現実的な曲を、Aqoursらしい元気な曲調で味付けした曲になっています。
この曲の役割としては、Aqoursの始まりとこれからのAqoursの活動を暗示する役割を持っていると筆者は考えています。この曲なくしてラブライブ!サンシャイン!!は成り立ちません。ラブライブ!サンシャイン!!においてこの曲は本当に重要でAqoursにとっても重要な意味を持つ曲となっています。
これからのAqoursを占う上で、とても重要な意味を持つこの曲を、このブログを読んで再び聞いた際にまた違った視点から聴いていただけると嬉しいです。
長くなり申し訳ありませんでした。最後まで読んでいただきありがとうございます!まだまだ未熟ですがどうかよろしくお願いします。
では次回はダイスキだったらダイジョウブ!です。